【オールナイト テニプリキャラソン頂上決戦オフ】レポ
オールナイト テニプリキャラソン頂上決戦オフ会 https://t.co/0YevdfqFRJ
— しーか (@shiika_pot) 2016年2月23日
イベント概要:
レポ:
4月30日、実際にこんな地獄みたいなオフ会を決行しました。なんと、大変うれしいことに参加者の方も集まり、さらにレポを書いてほしいというリクエストまでいただきましたので、簡単にまとめます。各キャラソンにはitunesのリンクをつけていますが、itunesに取り扱いのない曲についてはテニプリアトラクションサイトにリンクを貼っています。気になる方はぜひ聞いてみてください!
まずは参加者の紹介です。
美穂子さん:彼氏は宍戸亮。好きなキャラソンは「Never Surrender/手塚国光」。
うみさん:彼氏は鬼先輩。そして推しは木手永四郎。好きなキャラソンは「WELCOME TO HELL/鬼十次郎」「スパイダー/木手永四郎」。
茄流さん:彼氏は手塚国光。好きなキャラソンは「踊りませんか?眼鏡’s」。
もえかさん:彼氏は橘桔平。丸井ブン太も推している。好きなキャラソンは「BRAND NEW DAY/3グァバトリオ」。
しーか:彼氏は乾貞治。好きなキャラソンは「太陽(てぃーだ)の島」。
以上の5人です。
その後はルールの確認、順番決めをして、いよいよ第一ラウンド、スタートです。
第一ラウンドは「キャラクター」を指定するくじを引きます。
みなさんが引いたくじはこんな感じです。難易度にかなりバラつきがあります。
1番:もえかさん 「聖ルドルフ」※ソロ曲のみ
「BLOOD/不二裕太」
◎このお題は実は大変難易度の高いお題でした。お題に当てはまる曲は2曲しかありません。(ルドルフのキャラソン少ない……)そんななか、あまり悩まずさらっと歌ったもえかさん、流石です!
2番:美穂子さん「1年生」※ソロ曲のみ
「shout up to the sky/越前リョーマ」
◎このお題は比較的簡単な方でしょうか。むしろ選択肢がありすぎて何を歌うか迷うような…
3番:うみさん「部長」※ソロ曲のみ
「スパイダー/木手永四郎」
◎このお題も簡単な方でしょうか。何を歌うかでその人の好みが分かりそう。
4番:茄流さん「六角」※ソロ曲のみ
◎特に六角中のキャラソンを好んで聞いている方でなければ難しいお題だったでしょうか。でも実は、六角中にもバレキスを歌っている人がいるので、そこに気が付けば簡単だったかもしれません。
茄流さん「サウスポー(左利き)」※ソロ曲のみ
「ACROSS MY LINE/越前リョーマ」
◎キャラソンの知識だけでなく、キャラクターのプロフィールについての知識も求められる問題です。
4番:しーか「2年生」※ソロ曲のみ
「SOLO BANG!~俺の名言集~/日吉若」
◎「2年生」としか指定されていないので、実は「高校2年生」の曲でもOKだったというお題です。
第二ラウンドは「デュエット・ユニット曲」についてのお題になっていました。原作の知識が求められるお題が少し多かったかな、と思います。みなさんが引いたくじはこんな感じです。
1番:茄流さん「同じ学年の2人のデュエット曲(学校が違ってもOK)」
◎このお題も選択肢はたくさんありますね。逆に何を選ぶか迷ってしまいます。
2番:美穂子さん「ダブルスを組んだことのある2人のデュエット曲(学校が違ってもOK)」
「Side-by-side/丸井ブン太&木手永四郎」
◎ダブルスを組んだ2人ってたいていデュエットしている気がするんですけどどうでしょう。これも簡単だったかもしれません。
3番:しーか「2つ以上の学校で構成されたユニット(3人以上)曲」
「メガネ☆パーティー/メガネ☆セブン」
◎テニプリにはユニットがたくさんありますよね。いろいろなくくりができると思うのですが、今回は学校が混じっているかどうかのくくりでお題を分けてみました。
4番:うみさん「1つの学校のみで構成されたユニット(3人以上)曲」
「勝手に四天フェスタ/ 四天宝寺オールスターズ」
◎「ユニット」とは「ユニット名」がついているものに限るのでは?という指摘もありましたが、今回は特に事前に指定していなかったのでOKとしました。次回開催の際にはきちんと定義したいと思います。
5番:もえかさん「対戦したことのある2人のデュエット曲(学校が同じでもOK)」
「WINDY ROAD/ジャッカル桑原&丸井ブン太」
◎このお題は、新テニ序盤でたくさんのペアが対戦し、勝ち組負け組に分かれたことに思い当れば選択肢の広がる問題です。ジャッカルと丸井も新テニで対戦していました。
第三ラウンドは「曲」を指定するくじを引きます。普段から歌詞に注目してキャラソンを聞きこんでいる必要があり、一番難易度の高いラウンドだったのではないでしょうか。一方で、自分で「この曲はこういう歌!」と言い張って、他を納得させることができればそれでOKでもあります。私としては一番お題を考えるのが楽しかったラウンドです。今後開催する際にはもっとお題を増やしたいと思っています。
みなさんが引いたくじはこんな感じです。
1番:うみさん「『生き物(動物、魚、虫、は虫類)』のうた」
「カブリエル白書/白石蔵ノ介」
◎生き物のことを歌ったキャラソンは意外と多いです。今回は大きく「生き物」としましたが、「動物」「魚」と細かく分けても面白そうです。
2番:美穂子さん「『バレンタイン』のうた」
「バレンタイン・キッス/真田弦一郎 with 立海大附属中」
◎このお題はネタで入れました(笑)カラオケの歌本でバレキスを探すと、ズラッと並んでいてちょっと笑ってしまいますよね。
3番:茄流さん「『恋』のうた」
◎テニプリキャラソンにはラブソングも多いですよね。ところでストレートにタイトルに「恋」という言葉が入ったキャラソンが出るようになったのは割と最近な気がします。何か変化があったのでしょうか。
4番:もえかさん「『冬』のうた」
「『秋』のうた」
「赤く染める月/切原赤也」
◎季節をテーマにしたお題です。タイトルに直接、季節が入っているキャラソンは少ないので、歌詞を頭に思い浮かべることが必要になります。そのため、難易度は高くなります。
5番:しーか「『風』を感じる歌」
「風の行方/乾貞治」
◎カラオケの歌本でテニプリキャラソン一覧を眺めていて、タイトルに「風」や「WIND」がつく曲が多いな、と思ったのでお題にしてみました。他にもよく使われているフレーズなどあれば、次回開催の際、お題に加えたいです。
第4ラウンドは、ここまでで残っていたお題を全部混ぜてひきました。なんでもありなラウンドです。このころになるとだいぶ打ち解けてきて、雰囲気もよかったなと思います。そして、思いのほか残っているお題が多かったので、第4ラウンドは2周回しました。
みなさんがひいたお題、そして最後まで残ってしまったお題はこんな感じです。
1番:しーか「『春』のうた」
「あの場所まで/河村隆」
◎季節お題の中では、もしかしたら一番選択肢の多かったお題かもしれません。「桜」とか「春」が歌詞に入っているキャラソンはちょっと切ないいい歌が多い気がします。
2番:もえかさん「『気持』シリーズ」
「E気持/跡部景吾」
◎「気持」シリーズのはじまりとなった曲です。「気持」キャラソンは今のところ4作ですが、今後も続いていくのでしょうか。
3番:美穂子さん「名前に『郎』が入っている」
「太陽の島/甲斐裕次郎」
◎とってもタイムリーなお題でした。今回のテニプリには「Roh3」には参加していない名前に「郎」の入っているキャラクターがたくさんいます。「Roh3」はメンバー変則ユニットなので、今後の展開に期待ですね!
4番:うみさん「タイトルが漢字のみ」
「未完成/仁王雅治」
◎タイトルに注目したお題でした。これは意外と数があります。次は文字数まで指定してみてもおもしろいかもしれないと思っています。
5番:茄流さん「帽子を被っている」
「future/越前リョーマ」
◎「脱帽」というユニットを作れるほどテニプリには帽子キャラがたくさんいますよね。
6番(ここから2周目):しーか「高校生」
「Get Chuuuu☆/種ヶ島修二」
◎テニフェス2013の前に高校生のキャラソンがたくさん発売されました。原作で現在活躍中の新たな高校生のキャラソンも次のテニフェスの前には発売されるのでしょうか?楽しみにしています。
7番:もえかさん「副部長」
「ACE of ACES/神尾アキラ」
◎デュエットシリーズの神尾くんと橘さんのものに入っていた神尾くんのシングル曲です。あまり注目はされていないかもですが、不動峰の副部長は神尾くんなんですね。みなさんは各校の副部長、すぐに答えられますか?
8番:美穂子さん「全外国語詞」
「dead or alive/リリアデント・クラウザー」
◎多分今回の全お題で一番難易度の高かったお題です。テニプリキャラソンには全外国語詞のキャラソンが意外と多いし、ライブで歌われたりもしますよね。主人公が帰国子女の影響でしょうか?
9番:うみさん「『クリスマス』のうた」
パス
「不動峰」
「Victory Road/橘桔平」
◎このお題も不動峰ファンの人でないともしかしたら難しいお題だったのかもしれません。ところでこのVictory Roadというキャラソンは橘さんの過去が原作でいろいろと明らかになる前に生まれた歌なのですが、歌詞を見るとなんだか全部わかっていて書かれたかのようで、私はちょっとゾクッとします。みなさんはどう思いますか?
10番:茄流さん「学年の違う2人のデュエット曲」
パス
「『夏』のうた」
「真夏の眼鏡's/眼鏡's」
◎季節お題です。ここまでストレートに夏!という感じのキャラソンは他にないですよね(笑)
まとめ:
レポは以上です。今回、以前からずっと考えていた企画を実際にやってみて私は本当に楽しかったです!!カラオケにいってもテニプリキャラソンに精通している人が相手じゃないとテニプリキャラソンばかり歌うのは遠慮してしまうものだと思いますが、今回はプロのみが集まりましたので、なんと23時から翌朝の7時まで本当にノンストップでテニプリキャラソンのみを歌い続けることができました!(笑) そしてそこまでしてもまだまだ歌っていない曲がたくさんあるという事実……テニプリって本当にすごい。
とっても楽しかったので第二回もぜひぜひ開催したいと思います。今回やってみての改善点を生かして、より楽しいオフを企画したいなあと思います。個人的にはオールナイトが年齢的にだいぶきつくなってきているということを今回実感いたしましたので、次回は日中の開催にしたいところです(笑)
もし、今回のレポを読んで次回のオフに参加したいと思ってくださったかたがいらっしゃいましたら、ぜひ私に声をかけていただきたいです!!次回はこんな風にしてほしい!というご要望もあわせてお寄せくださるとうれしいです。
TEAM Liveを観劇して思ったこと
TEAM Live YAMABUKIを観劇して思ったことについてなんとなくまとめます。
多分、人によっては不快に感じる内容かと思います。
山吹のチムライを3/20(京都)昼夜と4/3(東京)昼夜、観劇しました。
チムライについては、青学と不動峰と観劇して、不動峰チムライがすごく好みだったので、それを期待していたのですが、「第一部はキャスト(私服)によるトークショー!」と言われた時点で嫌な予感はしていたのです。
私は簡単に言えば、「テニスの王子様」原作至上主義者です。「テニスの王子様」が好きだから、アニプリを見て、キャラソンを聞き、テニミュを見るのです。「テニミュ」が好きだから「テニミュ」を見る、というよりは、大好きな「テニスの王子様」を原作とした舞台だから見るというほうが正しいのだと思います。
チムライで一番印象に残っているのは、京都のチムライで喜多くんの役者さんの言った「原作ファンの方にも楽しんでいただけるように(役作りをしました)」という言葉です。この言葉に「テニプリ原作ファン≠テニミュファン」とキャストさんや演出などの制作サイドが認識しているんだなあ、と感じました。原作ファンのすべてがテニミュを観ているわけではない、これは私としてはよくわかっていることでした。しかし、テニミュファンのすべてが原作ファンではない、これには違和感というかむしろ嫌悪感があります。
「『テニミュ』は好きだけど、原作はそうでもない」これってつまりは役者さんが好きということなんだと思います。役者さんが輝ける場としての「テニミュ」が好きなわけで、この場合の「テニミュ」は役者さんのイレモノに過ぎません。原作至上主義者としてはこうした考え方には正直嫌悪感を覚えるのです。
原作至上主義者である私にとって、イレモノであるのはむしろ役者さんのほうです。役者さんは「テニスの王子様」を実写化して、より魅力的なものに魅せる道具に過ぎません。テニミュキャストに人格を求めないのです。だから、日替わりネタだとかでキャラ崩壊ネタをやられると、「原作百万回読み直せ!」と言いたくなるし、キャストの素の部分を見せられても「ふーん、で?」という感じなのです。ドリライでキャーキャー言われていい気になっているのを見ると、「人気があるのはお前じゃなくて、お前が演じているキャラクターだ」と毒づきたくもなります。
まためんどくさい話なのですが、何に憤っているのかと言うと、テニミュ制作サイドが原作ファンを切り捨てたように感じることに怒っています。テニプリ古参ババアには「テニプリはわしが育てた」という意識があります。だから「テニミュ」がひとつのブランドとして成立し、若手俳優を育てるためのイレモノかのように扱われることが許せないのです。「テニミュ」ブランドがここまで成長したのには、古参ババアの力も大いにかかわっているのだぞ。なのにババアをないがしろにするなんて。
しかし、「テニミュ」が若手俳優のイレモノ化するのもわからないでもないよなあ、という同情もあります。テニミュキャストの卒業後の道はとっても厳しい道だと思います。テニミュが「若手俳優の登竜門」などともてはやされ、テニミュに出れば役者として成功する、と思われたのはもう過去の話です。今となっては、若手俳優界には「元テニミュキャスト」が溢れ、テニミュに出ただけでは先の道は拓けません。昨今の「2.5次元舞台」ブームは溢れんばかりの「元テニミュキャスト」の受け皿でもあるんだろうな、と思っています。「元テニミュキャスト」に仕事を作ってあげる、という意味もあるのでしょう。テニミュを卒業した後、生き残るためにはどうするか。テニミュに出ている間に、役者本人のファンになってもらう必要がある。そのためにはどうするか。その結果がチムライの「第一部 キャスト(私服)によるトークショー!」なのではないでしょうか。
以前に、1st四天キャストのファンの方がおっしゃっていた「テニミュバブルは2年まで」という言葉があります。テニミュでついたファンが、それだけでキャストについてくるのはだいたい2年くらいだそうです。それを過ぎるとファンクラブイベントなどの参加人数はグッと減るそうです。役者さんはそれまでに自分自身の魅力でファンを引き付けられるようにならなくてはなりません。とっても厳しい世界です。
まとめると、「テニミュ」を「キャスト」を売り出すためのイレモノとして見る制作サイドと、「キャスト」を「キャラクター」のイレモノとして見る、原作ファンの間に剥離があり、溝が生まれつつある、ということです。
「テニミュ」がブランドとして大きくなりすぎたことで生まれた問題かなあ、と思います。
これからも私は、「テニスの王子様」が好きだから「テニミュ」を観ます。しかし、あくまでも好きなのは「テニスの王子様」であって「キャスト」ではない。そんなスタンスでやっていきたいなあ、と青学8代目卒業に揺れるツイッターを見て思ったのでした。
「『テニスの王子様』各校ファンの特色について」結果と考察3~行動傾向~
では、続いて各校ファンの「行動傾向」についての結果と考察です。「行動傾向」とは「『テニスの王子様』を楽しむためにしていること」と考えてもらえればいいかと思います。
私は自分の周りのテニスの王子様ファンを見ていて、おなじ「テニスの王子様」を楽しむためとはいえ、何をして楽しむかは様々だな、と感じることがあります。例えば、あるファンは「テニスの王子様」の同人誌を制作したり、他者の同人誌を見ることを好んでいるのに対し、別のファンは同人誌に全く興味はなく、同人イベントに参加したことがなかったりします。また、あるファンはテニミュが大好きで一回の公演で何回も観劇するのに対し、別のファンはテニミュに興味がなかったり、DVD等で観られれば十分という人もいます。そこで、こういった「行動傾向」の違いが各校ファンの間にもみられるのか検証していきたいと思います。
Q7 次のうち興味のあることはどれですか?(複数回答可)
- 二次創作作品(イラスト・小説)を見る・読む
- 二次創作作品(イラスト・小説)を創作する
- 「テニスの王子様」関連イベントに参加する
- 「テニミュ」本公演、ドリームライブ、チームライブ等を観劇する。
- グッズを集める(いわゆる「痛バッグ」や「祭壇」を作成する)
結果
二次創作作品(イラスト・小説)を見る・読む | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
89.0% | 84.1% | 90.8% | 94.7% | 89.1% | 92.9% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
66.7% | 91.8% | 88.8% | 86.9% | 92.3% | |
二次創作作品(イラスト・小説)を創作する | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
56.0% | 62.2% | 73.8% | 73.7% | 55.5% | 76.2% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
66.7% | 61.2% | 55.2% | 51.1% | 76.9% |
二次創作作品を見たり、読んだりすることはどの学校ファンも9割という高い割合で行っていることのようです。こちらに関しては各校ごとに大きな差は見られません。「二次創作」という言葉は主に同人誌界隈で使われはじめた言葉かと思いますが、現代では同人誌そのものを手にしなくとも、pixiv(http://www.pixiv.net/)等のSNSを用いて昔に比べれば容易に二次創作作品に触れることができるようになりました。それは、創作するという立場から見ても同じかと思います。昔であれば、自分の二次創作作品を発信するには同人誌を制作して、同人イベントに参加したり、レンタルサーバー等を利用して個人サイトを立ち上げる必要がありましたが、現代ではそれもお手軽になりました。しかし、今回のアンケートでは「創作側」では各校ごとに差があるようです。高校生ファンの「創作する」ファンの多さは、高校生キャラクターが登場してまだ日が浅いことに影響するのでしょうか。それ以外の学校ファンの間での差にはどのような要因があるのでしょうか。原作での露出の差やファンの人数の差など様々な要因が考えられるかもしれません。
「テニスの王子様」関連イベントに参加する | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
62.8% | 62.2% | 53.8% | 57.9% | 62.9% | 54.8% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
66.7% | 61.2% | 53.1% | 61.3% | 92.3% | |
「テニミュ」本公演、ドリームライブ等を観劇する | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
67.5% | 70.7% | 75.4% | 76.3% | 71.1% | 69.0% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
66.7% | 63.3% | 80.4% | 66.4% | 38.5% |
つぎにイベントへの参加についてです。「テニミュ」とそれ以外の「テニスの王子様」関連イベントで項目をわけたのは、私個人の見解として、「テニミュ」とそれ以外のイベントでは参加しているファン層に違いがあるように感じていたためです。先に下の「テニミュ」観劇について考察します。高校生ファンの結果が有意に低いのはこれは何度か述べているように「テニミュ」に高校生キャラクターが登場していないことに関係するのではないかと思います。その他の学校ファンでは6割から7割ほどと高い参加率ですが、特に四天宝寺ファンの結果が高くなっています。このアンケートの実施したのは「テニミュ」のルドルフ公演が終了し、山吹公演がはじまったタイミングだったので、この二校の参加率が高くなるかと単純に予想したのですが、そうではありませんでした。また、「テニミュ」はストーリー上、青学キャラクターは毎回出演し、対戦校はその公演限りの出演になります。(ドリームライブや「featuring」など必ずしもそうとは言えないかもしれませんが)そのため、青学ファンの参加率が高いのかとも思ったのですが、その予想も外れました。各校ファンが、例えば自分の応援する学校が出演しないテニミュ公演などにどの程度参加しているのか、といったことは今回の調査からは不明ですが、次回の調査ではその辺も詳しく調査すれば、各校ファンの特色がさらに詳しく見えてくるかもしれません。
「テニミュ」以外のイベントへの参加率は「テニミュ」の参加率と比べて、少し落ち5割から6割ほどであるようです。高校生ファンに関しては全く逆の結果で突出して参加率が高くなっています。高校生ファンのモチベーションの高さの要因について、いろいろと考えたのですが、これというものが考えつきませんでした。高校生ファンの方、またそれ以外の方でも、何がお考えのあるかたがいらっしゃいましたら、ご意見を頂ければうれしいです。しかし、高校生ファンのモチベーションの高さから考えても、今後のイベントに高校生キャラクターの出演が望まれているのは間違いないと思います。高校生キャラクターの活躍するイベントの開催が期待されますね。
グッズを集める(いわゆる「痛バッグ」や「祭壇」を作成する) | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
27.7% | 25.6% | 26.2% | 23.7% | 30.5% | 33.3% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
33.3% | 28.6% | 28.0% | 23.0% | 53.8% |
グッズを集めたり、「痛バッグ」「祭壇」を作成したりするのは最近の新しいオタク文化ではないかと個人的に思っています。「テニスの王子様」という作品はオタク界隈では新しい作品とは言えません。そこで、長寿コンテンツの「テニスの王子様」のファンにも新しいオタク文化が浸透しているのか、調査するためにこの項目を入れさせていただきました。全体としてみると、この新しい文化に興味を持っているのは3割弱ほどで、あまり多いとは言えないということがわかりました。例外として、高校生ファンは半数ほどの方が興味を持っているようです。これは大変興味深い結果であると思います。先の記事で高校生キャラクターは登場が新しいキャラクターであるのに比べ、高校生ファンでは「テニスの王子様歴」の長いファンの方が多いということが明らかになっています。つまり、高校生ファンは新しくオタクになった人々ではないが、新しい文化には興味を持っているということだと思います。高校生ファンのうちでも興味のあると答えている人は半数ほどですので、そういった特色があると言い切るのは難しいかもしれませんが、高校生ファンの特色の見える結果であったのではないかと思います。
さて、今回のアンケート調査に関する結果、考察は以上となります。たくさんの人の協力の結果、私がこれまで感じてきた各校ファンの間に特色があるのではないかという疑問についてまだ完全ではありませんが、答えが見えてきた気がします。また、テニスの王子様ファンの皆さまにとっても興味を持っていただけるものを提示できたとすれば幸いです。
次々と新しいコンテンツ、作品が生まれては消費されていく昨今のオタク業界で「テニスの王子様」がこれほど長年愛されてきた理由はなんなのか、また今後も長く続いていくためにはどのようなことが求められるのか、これが私の一連の研究のテーマです。「テニスの王子様」が大好きだからこそ、ただ公式から与えられたものに乗っかるのではなく、私も「テニスの王子様」にためになることがしたいなあ、とここ数年考えることが多くなりました(完全に大きなお世話なのですが)。このようなアンケートを行うことで何ができるわけでもないのですが、何かせずにはいられないという思いです。私個人の勝手な思いですが、テニスの王子様ファンみんなで「テニスの王子様」という作品を盛り上げていければいいなあ、と思います。
最後になりますが、今回のアンケートに協力してくださいました皆様、本当にありがとうございました!
「『テニスの王子様』各校ファンの特色について」結果と考察2~属性~
つぎに各校ファンがどのような「属性」を持っているのか調査した結果です。
「属性」とは何か。これは「テニスの王子様」をどのように楽しんでいるか、そのスタイルを分類したものと思ってもらえればいいかと思います。非オタクの人々やメディアでは単純に「女オタク=腐女子」というような論調で語られることがありますが、この論調が間違いだということはオタク当事者からすればごく当たり前の事実です。オタクといっても様々なのです。
(オタクの分類については下の記事などがよく考えられているなあ、と思います。興味のある方はぜひ)
そして、オタクに種類があるように「テニスの王子様」という作品ひとつとっても、その楽しみ方はそれぞれなのではないかと私は思っています。前置きが長くなりましたが、各校ファンごとに「属性」に違いはあるか、考察していきたいと思います。
Q6 次のうちあなたに当てはまるものはどれですか?(複数回答可)言葉の定義はあえてしませんので自分であてはまると思うものにご回答ください。
- 「腐女子」である
- 「夢女子」である
- 「同短拒否」である
- 「同担歓迎」である
- 「ハッピーメディアサポーター」である
- 「レイヤー」である
- 「声豚」である
- 「若手俳優オタク」である
結果:
「腐女子」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
78.0% | 74.1% | 86.2% | 84.6% | 77.3% | 75.6% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
66.7% | 73.5% | 76.6% | 76.5% | 84.6% | |
「夢女子」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
48.3% | 36.5% | 47.7% | 25.6% | 52.3% | 58.5% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
33.3% | 57.1% | 62.1% | 58.8% | 46.2% |
「腐女子」「夢女子」に当てはまると答えた人の割合の学校ごとの比較です。それぞれ一番割合の高い学校、低い学校の数値を太字にしています。(緑山を除く)
まずは「腐女子」について、どの学校もおおむね7割から8割程度のファンが「腐女子」であるようです。一番「腐女子」率の低い比嘉ファンでもその割合は7割を超えており、これは大変高い数字です。ほとんどの「テニスの王子様」ファンは「腐女子」であると言ってしまっていいと思います。つぎに「夢女子」についてですが、こちらは各校ごとにバラつきがあるようです。一番「夢女子」率の高い四天宝寺ファンでは6割を超えていますが、「夢女子」率の低い山吹ファンでは3割に満たないという結果がでました。何がこの違いを生んだのか大変興味深く、今後の研究の課題にできればと思います。
「同担拒否」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
7.8% | 7.1% | 10.8% | 10.3% | 5.5% | 7.3% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
0% | 12.2% | 8.3% | 9.4% | 7.7% | |
「同担歓迎」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
44.4% | 62.2% | 55.4% | 56.4% | 52.7% | 51.2% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
33.3% | 53.1% | 55.2% | 49.5% | 46.2% |
つぎに「同担」についてです。「同担」とはアイドル用語で同じアイドルを応援する人のことを指しますが、ここでは同じキャラクターを応援するテニスの王子様ファンという意味で使わせていただきました。アイドル界隈で使われていた「同担拒否」という言葉がアニメ漫画界隈でも使われるようになったのは最近の文化ではないかと個人的に感じていたため、今回のアンケートの項目に入れてみたのですが、テニスの王子様ファンには「同担拒否」である人はほとんどいないようです。一番「同担拒否」率の高い比嘉ファンでもその割合は1割ほどで、多いといえる数字ではありません。しかし、だからといって逆に「同担歓迎」の割合が各校多いのかといわれるとそういうわけでもないようです。「同担歓迎」率は各校4割から6割ほどで、だいたい半分くらいでしょうか。この結果から、「同担拒否」「同担歓迎」の各校ごとの比較では、特に各校ごとの特徴を見出すことはできませんでしたが、「テニスの王子様」ファンは全体として「同担拒否」は少ないが、だからと言ってみなが「同担歓迎」というわけではない、という微妙な心理が見えたのではないかと思います。
「レイヤー」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
14.1% | 12.9% | 10.8% | 20.5% | 13.5% | 19.5% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
0% | 16.3% | 14.5% | 13.4% | 46.2% | |
「声豚」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
17.6% | 11.8% | 13.8% | 12.8% | 15.6% | 19.5% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
0% | 20.4% | 22.8% | 21.7% | 0% | |
「若手俳優オタク」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
41.0% | 38.8% | 55.4% | 25.6% | 41.4% | 36.6% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
33.3% | 38.8% | 50.3% | 40.8% | 7.7% |
それ以外の主な「属性」についてです。「レイヤー」についてですが、これは高校生ファンの割合が他校の割合が1割から2割ほどなのに比べるととても高い割合であるといえると思います。また高校生ファンについては「声豚」「若手俳優オタク」率では各校で一番低い割合となっています。これについて簡単に理由を考察することはできないと思いますが、「若手俳優オタク」率が低いことについては「テニミュ」に高校生が出ていないことが関係するのでは?と私個人の意見ですが、考えました。とすると、「レイヤー」率が高いのは「テニミュ」という舞台で2.5次元のキャラクターを見ることができないので、高校生でも2.5次元のキャラクターを楽しみたいというお思いから「レイヤー」が多い、とは考えられないでしょうか?私はコスプレや「レイヤー」についての造詣が浅く、知識も不足しているので、詳しい人がいらっしゃいましたら是非ご意見いただければと思います。
「声豚」率では各校とも1割から2割ほどで特に多いとは言えません。高校生ファンが0%なのはまだ声のついていないキャラクターもたくさんいるからでしょうか。「テニスの王子様」はテニフェスやラジプリなど、声優さんの活躍の多い作品だと思うのですが、「声豚」率があまり高くないのは意外な結果だな、と私は思いました。他作品との比較を行っていないので、どの作品ファンでも「声豚」率はこのくらいの割合なのか、気になるところです。
「若手俳優オタク」について、このアンケートではテニミュキャストのファンを想定して質問させていただきました。そのため、高校生ファンで「若手俳優オタク」率が有意に低いのは、先に述べたようにテニミュに高校生キャラクターが登場していないことが要因として挙げられるのではないかと思います。「若手俳優オタク」率が一番高いのはルドルフファンです。なぜ、ルドルフファンに「若手俳優オタク」が多いのか私なりにいろいろ考えたのですが、これといった要因は考え付きませんでした。ただ、ひとつ注目すべき点といえば、高校生ファン以外で「若手俳優オタク」率が低いのが山吹ファンであるということです。先の記事で、ルドルフファンと山吹ファンでは「テニスの王子様歴」の傾向に大きな違いがある、という結果が明らかになりました。推測の域を出ませんが、ここから「若手俳優オタク」の方は「テニスの王子様歴」で考えると新しいファンの方が多いといえるのかもしれません。しかし、なぜルドルフファンにこのような特色が見られるのかはわかりませんので、こちらは今後の課題としていきたいと思います。
「ハッピーメディアサポーター」である | |||||
青学 | 不動峰 | ルドルフ | 山吹 | 氷帝 | 六角 |
52.2% | 47.1% | 46.2% | 43.6% | 46.9% | 48.8% |
緑山 | 比嘉 | 四天宝寺 | 立海 | 高校生 | |
66.7% | 44.9% | 33.1% | 48.7% | 53.8% |
最後に「ハッピーメディアサポーター」についてです。これは「属性」とは異なるかもしれませんが、間違いなく今年になってでてきた新しい言葉だろうと思いましたので、質問項目に加えさせていただきました。改めて説明すべくもないかもしれませんが、「ハッピーメディアサポーター」とは「テニスの王子様」原作者の許斐剛先生が自らを称する「ハッピーメディアクリエイター(時々漫画家)」に対するものとして、テニスの王子様ファンを指して使っている言葉です。今年1月16日に豊洲ピットで行われた「許斐 剛☆サプライズLIVE ~一人テニプリフェスタ~」から大々的に使われるようになり、ファンの間にも「ハッピーメディアサポーター」を名乗る動きが広がりました。
さて、今回のアンケートから見ると、自らを「ハッピーメディアサポーター」であると認識しているテニスの王子様ファンは全体の半数弱ほどといったところでしょうか。四天宝寺ファンでは3割ほどにとどまるようです。私個人の周辺では「ハッピーメディアサポーター」を自称しているファンが多いように感じていましたので、この結果は少々意外でした。しかし、この言葉は広がりはじめたばかりの言葉です。「許斐 剛☆サプライズLIVE ~一人テニプリフェスタ~」に参加した一部のファン以外には、どういうものなのか伝わっていないかもしれませんし、定義もあいまいです。今後、ファンの間で「ハッピーメディアサポーター」がどのように広がるのかは、まだ未知数なのかもしれません。
「属性」についての考察は以上になります。長くなりましたので、記事をわけ、つぎは「行動傾向」について考察していきたいと思います。
「『テニスの王子様』各校ファンの特色について」結果と考察1~年齢、職業、歴~
先日、twitter上で
「『テニスの王子様』各校ファンの特色について」
というテーマのアンケートを実施させていただきました。
【拡散希望/テニプリファン向け】「あなたが『テニスの王子様』で一番応援している学校はどこですか?」所要時間5分弱の簡単なアンケートです。よろしければご協力ください。
「『テニスの王子様』と各校ファン」についてのアンケート https://t.co/6GeEpq1UnT
— しーか (@shiika_pot) 2016, 1月 22
※リンク先のアンケートはすでに終了しております。
想像以上にたくさんの方にご回答いただき、驚きました。ご回答いただいた皆様、該当ツイートを拡散していただきました皆様、本当にありがとうごさいました。
アンケートの結果につきまして、以下に記述させていただきます。
私の拙い考察も付記いたしますが、これはあくまで私個人の見解であるということをご承知おきいただければと思います。またグラフ、表を多用しておりますので記事が重くなっている可能性がございます。併せてご理解いただければ幸いです。
「『テニスの王子様』各校ファンの特色について」結果と考察
実施期間:2016.01.22 ~ 2016.01.28
有効回答数:1165
Q1 あなたが「テニスの王子様」で1番応援している学校はどこですか?
あなたが「テニスの王子様」で1番応援している学校はどこですか? | |||||
立海大付属 | 氷帝学園 | 青春学園 | 四天宝寺中 | 不動峰 | 聖ルドルフ学院 |
276 | 256 | 186 | 143 | 74 | 68 |
比嘉中 | 六角中 | 山吹中 | U-17(高校生) | その他 | 緑山 |
49 | 42 | 39 | 13 | 5 | 3 |
今回のアンケートで、一番多かったのは立海ファンの方でした。次いで氷帝、少し離れて青学、四天宝寺が続きます。円グラフにするとよくわかりますが、立海ファンと氷帝ファンが全体の半数近くを占めているようです。私個人としては、イベント等で感じる限り立海ファン、氷帝ファンが多いとは認識していたのですが、ここまで圧倒的だとは思っておらず、驚いています。公式で行われている人気投票、バレンタインランキングでは個人の結果は出ても、学校ごとの結果は発表されませんのであまり意識することがなかったのかもしれません。
(各校ごとの結果ですが、各校ファンごとのサンプル数の違いを踏まえたうえで、ご覧になっていただければと思います。また「緑山ファン」に関しまし ては今回のアンケートでは十分なサンプル数を集めることができませんでしたので、各校ごとの比較にはデータを使用しておりません。あくまで参考としていただければと思います。ご理解ご承知おきのほど よろしくお願いいたします)
Q2 性別は?
これらは今回の各校ファンの男女比を円グラフにしたものです。改めて、「テニスの王子様」ファンは ほぼ女性ファンのみで構成されているということが分かります。ですが、僅かですが男性ファンの方がいらっしゃるということもわかります。「テニスの王子 様」という作品が男女問わず愛される作品となっていければと思います。
Q3 年齢は?
結果:
比較してみると、ほぼすべての学校ファンで一番多い世代は「20代前半」でした。唯一、高校生ファンでは「20代後半」が一番多くなっています。30代以上の世代が多いのは、登場が古い学校ファンである傾向があるようです。
Q4 職業は?
結果:
各校とも「学生」と「会社員・公務員」の割合が多くなっています。
年齢についての調査で「20代前半」が一番多かったことから、この結果は当然かと思いますが、それでも学校によって「学生」のほうが圧倒的に多い学校も、「会社員・公務員」が多い学校もあり、各校ファンの特色が見えてきます。
Q5 「テニスの王子様」歴は?
結果:
「テニスの王子様」歴を尋ねる質問では、各校ごとに大きなバラつきが出ました。
サンプル数が少なめであったことにも関係するのかもしれませんが、高校生ファンでは全員が「テニスの王子様歴」が5年以上であり、「1年未満」「1年~5年」と答えた人はいませんでした。また、「1年未満」「1年~5年」と答えた新しい方の割合が一番多いのは、ルドルフファンでした。
Q1~Q5までの考察
性別、年齢に関しての調査では各校ファンに大きな違いは見られませんでした。テニスの王子様ファンは全体として「20代前半」の「女性」が多いということが分かりました。
「テニスの王子様」の連載が開始されたのは1999年です。現在「20代前半」の方は当時まだ10歳以下であったと思います。現在のファンの主要世代が連載開始当時、まだ小学校低学年以下であったという結果は大変興味深いものであると思います。
「テニスの王子様」歴では、どの学校においても「1年~5年」「5年~10年」「10年以上」の3つの層にそれぞれに2割以上という一定数のファンがいるということが分かりました。これは、連載初期から現在まで常に一定数新しいファンが加わってきているということです。
学校ごとの比較で個人的に興味深い結果が出たと思うのは「ルドルフ」「山吹」「高校生」ファンです。
ルドルフファンは比較的若いファンが多く、「テニスの王子様」歴の短い新しいファンの方が多いようです。理由について、昨年9月から11月に行われた「ミュージカル『テニスの王子様』青学vs聖ルドルフ」からのファンの方等が多いのでは?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、昨年12月から現在まで「ミュージカル『テニスの王子様』青学vs山吹」が公演中ですが、山吹ファンにはそのような傾向は見られません。むしろ「テニスの王子様」歴が「10年以上」の長いファンの方が多いようです。「ルドルフ」「山吹」それぞれの校風、魅力がファンの特色につながっていると考えられるのではないでしょうか。
また高校生ファンについてです。高校生が活躍する「新テニスの王子様」の連載が開始されたのは2009年3月です。しかし、高校生ファンは「テニスの王子様」歴が長い方が多いようです。これはつまり新たに「テニスの王子様」ファンとなった方が高校生を一番に応援しているのではなく、これまでも「テニスの王子様」ファンであった方が高校生を一番に応援するようになったということです。アイドル界隈でいうところのいわゆる「推し変」でしょうか。「テニスの王子様」歴が長いファンではこうした「推し変」は珍しいことではないと思いますが、高校生ファンが新しいファンでなく、「推し変」ファンで多く構成されているというのは、大変興味深いです。
さて長くなってまいりましたので、記事を分けさせていただきたいと思います。
次の記事では、各校ファンの「属性」について考察していきます。